船舶免許取得!よくある質問

船舶免許の取得は、海を愛する人にとっての大切なステップです。しかし、その過程にはさまざまな疑問や悩みが伴うことも多いでしょう。ここでは、船舶免許取得に関するよくある質問とその解決法を具体的に紹介します。これを読むことで、安心して免許取得に臨むことができるようになるでしょう。

1. 船舶免許の種類と選び方

よくある質問

「どの船舶免許を取得すべきかわかりません。」

アドバイス

船舶免許には主に小型船舶操縦士1級、2級と2級湖川小出力限定、および特殊小型免許があります。

  • 1級小型船舶操縦士: 沖合から5海里を超えて航行可能。オフショアフィッシングや長距離のクルージングを考えている場合に適しています。また外洋での遊漁船の船長になるには必須です。
  • 2級小型船舶操縦士: 沖合5海里までの航行が可能。レジャーやウェイクボード等の近海でのアクティビティに向いています。バスボートの操縦はこれでOK。コースを選べば1日で取得可能です。
  • 2級小型船舶操縦士湖川小出力限定: 湖や川で20.4馬力までのエンジンのボートを操縦できます。ダム湖でのフィッシングや川でのレスキューに向いています。取得も簡単で1日で取得できます。
  • 特殊小型船舶免許: 水上オートバイ専用。ジェットスキーを楽しむための免許です。コースを選べば1日で取得可能です。

2. 試験の準備方法

よくある質問

「どのように試験の準備をしたらいいですか?」

アドバイス

国家試験を受験する場合

国家試験の申請期限は試験の1週間前です。申請するためには本人を証明する本籍が記載された住民票の写し等が必要です。思い立ったらあらかじめ準備しておきましょう。ただし取得後1年以内のものです。その他に顔写真や委任状等が必要ですが、これらはスマホ等から撮影したり、入力して送信できます。

国家試験免除の場合

前述の書類に加えて、国家試験を受験しないので身体検査がありません。あらかじめ医師が記入した身体検査証明書を準備しておいてください。

教材や教習

教材は購入する必要はありません。それぞれに適した教材や模擬試験用の問題集などが用意されています。またWEB上で学べるオンライン教材もあります。

3. 試験対策

試験で注意すべき点とその対策は以下の通りです。

アドバイス

学科試験

  • 4択問題です。特に「適当でないものを選べ」という問題には注意しましょう。4つの選択肢の内、3つ正しいことが書かれています。早合点して選ばないように。「適切でない」「間違っている」等の表現には出題文にアンダーラインが入っています。
  • 65点以上で合格です。苦手なものを深追いせず、わかるものからしっかり答えていきましょう。特に記号を選ぶ問題や図示問題は付属の問題集でトレーニングするほうが確実です。またマークシートの書き間違いには注意してください。記入が1段ずれてしまうと悲惨な結果になります。最初に問題用紙に印を入れて、見直しながらマークシートに記入していくほうが確実です。

実技試験

  • ボート(1級と2級の実技試験内容は同じ)は操縦のミスより安全確認の忘れのほうがダメージが大きくなります。
  • 家で練習できるロープワーク(ロープの結び方)などは事前に予習しておくとずいぶん楽です。特に「特殊小型」や「2級湖川限定」は出題数が少ないので配点が大きくなります。 等を参考にして予習しておきましょう。コースによっては動画もあります。
  • 特殊小型はコースミスをしないように。

4. 取得後の免許管理

免許取得後は、有効期限の管理が大切です。以下の点に注意しましょう。

アドバイス

  • 5年で更新します。自動車運転免許証と違い誕生日が有効期限ではありません。免許証に記載されていますので間違えないように。
  • 期限の1年前から更新が可能です。もちろん1年前に更新手続きを行うと次回の期限は6年になります。
  • 住所や氏名が変わった場合は訂正しましょう。とくに住所が変わった場合は5年後の学校からの更新の案内が届かなくなってしまいます。

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